最近左手の運指訓練も含めてギターの練習をし始めましたが、ギターが上手
くなる要因のひとつとして左手の重要性を感じている昨今。
どういうことかと言いますと、フレーズの滑らかさ=綺麗に聴こえるという事は左
手がしっかりフレットを押さえているかどうかにかかっていると思うからです。
いわゆる「左手と右手のタイミングがしっかり合っている事」「いかに左手と右手が
シンクロしているか」という事ですね!
それ以上に重要に感じるのは左手と右手のタイミングが合っているのはもちろん、
更に「いかに左手が長くフレットを押さえているか?」が大事だという事!
考えてもみてください。練習の甲斐あっていかにキレのあるピッキングが手に入っ
たとしてもキチッとフレットが押さえられていないとギターを音が出ないんですから!
人間の体はあいまいに出来ているもので、私たちが思っているほど正確には動い
てくれなくて、例えばクロマティックな運指訓練をしているとして、人差し指・中指・薬
指・小指と運指した時、薬指がフレットを押さえる直前中指が弦から離れたりする事
があります。
この場合言うまでもなく弦はミュート状態になって音は途切れます。ほんの一瞬の事
ですが音が途切れる訳ですから、音と音のつながりがなくなり、スムーズなフレーズ
にはなるはずもありません。無意識のうちにスタッカート状態になるのですね。
以前ポール・ギルバートが「綺麗に弾けていないと思ったら案外左手の方に原因が
ある事が多い。そういう時は左手をチェックしてみる事をオススメするよ!」と言って
いたのを何かで見ましたが、まさにこういう事なのか!と得心したのを覚えています。
ですからみなさんもそういう事態を防止するためにも、練習する時は左手に注意しな
がら「出来るだけ音を伸ばす」事を意識して練習してみることをオススメします!
その際は出来るだけテンポを下げたメトロノームをお供に、次のピッキングの直前まで
音を伸ばす=それまでは我慢して左手は弦を押さえ続けるをテーマにやってみるとい
いでしょう!効果が出ることうけあいですよ!
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