スコーピオンズ’78年発表のアルバム「暴虐の蠍団/TAKEN BY FORCE」
収録のカロンの渡し守/The Sails Of Charon。
アルバム中でももっともギタリストであるウリ・ジョン・ロートのジミヘンからの影
響、そしてクラシカルな速弾きが聴ける曲でもあります。
特にその速弾きは強烈で’78年にしてすでに後に世界を席巻するイングヴェイ
級精度の速弾きをこの時点で聴かせてくれています。
この当時にして既にこれほどのプレイをしていた割りに話題にならなかったと聞
いていて、そういったことからいつしかウリのことを「早過ぎた天才」と呼ぶようにな
ったのですがこの曲を聴くなるほど「納得!」と言わざるを得ません。
今やイングヴェイもウリからの影響云々するようになりましたが、ウリのプレイを
聴くとハーモニック・マイナ・ースケールを駆使した速弾きやデミニッシュのブロー
クンコードなど、ほんとにイングヴェイが影響を受けたというのも「アリ」なんじゃな
いの?っと思わせられるプレイです。
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