キアヌ・リーヴス主演の「地球が静止する日」を鑑賞。
テーマ自体は地球滅亡モノといったところで大作になりがちで
上映時間ももっと長くてもおかしくないのですが、これは1時間40分
ほどと短くてそんなに短くて描ききることができる?と思ってましたが、
見てみると割とサクサク話が進んでくれていいのですが、話の進み方
が早すぎてハショッた感じもなく思ったより見やすかったです。
話がスローダウンして考えさせる場面ってあるじゃないですか?
登場人物の気持ちや過去について触れる場面というのか・・・。
それもあるにはあるんですが、言いたいことをパッと言わせってすぐ
話が次に進むといった感じです。
なのでむやみに時間がかからず壮大なスケールの映画にしてはコン
パクトに出来る好例ではないかと思いました。
ここからは内容について書いているのでまだ未鑑賞の方は注意です!
冒頭に出てくるロボットは昔のSF映画に出てたように感じたのですが、
この映画自体リメイクだったんですね。
「地球の~」が「地球が~」に変わっただけでタイトルはほぼ一緒。
原題はまったく一緒ですね。
全体的に無理なく見れましたが、気になった部分がいくつか・・・。
冒頭のクラトゥは何をしていたのか、その80年後の現代に飛来した
クラトゥと同一人物なのか説明されてないように思うし、「各国の首脳
に会って話がしたい」と警告しようとしていたクラトゥに対して「出来るわ」
もう一度警告を成功させようと連れて行ったのがなぜ学者さんだったの
か、せめて大統領に会わせることができなかったのかが後に国防長官
を説得できたことからも疑問に残りました。
でも「人類にNO」の判断を下したクラトゥに対して、昔から地球に住んで
いる仲間の発した地球人への気持ちはグッときましたし、無表情なクラトゥ
自身の言葉のだけでの気持ちの変化を表しているところはよかったです。
これだけの短さに出来るのならもう少しだけ長くしてもいいかなとは思います。
すべての「地球人」に見て欲しい映画です。
関係ないですがストーリーに地球が「止まる」「止まらない」は関係ありません。
あしからず。(笑)
補足:連れて行かれた学者さんの家で学者さんの書いた数式に対しての
クラトゥの行動はおもしろかったです。
でもキアヌって人間離れした役が多いな~(笑)